Bank of America Premium Rewards Elite は未だにプライオリティパスレストランの特典が付く数少ないカードです。
今回は Bank of America の最高級コンシューマーカードである Bank of America Premium Rewards Elite についてレビューしていきます。
【評価・年会費・特典】
| Bank of America Premium Rewards Elite Credit Card | ||
|---|---|---|
| おすすめ度 | ★★☆☆☆ | |
| カードブランド | Bank of America / Visa / Personal | |
| 年会費 | $550 | |
| ポイント還元率 | 2x(※) | 旅行、レストラン |
| 1.5x(※) | その他 | |
| 通常サインアップボーナス | 75,000 Points | |
| ボーナス条件 | 90日以内に$5,000の使用 | |
| その他の主な特典 |
$300 エアライン付帯サービスクレジット $150 ライフスタイルクレジット $120 Global Entry/TSA PreChec クレジット プライオリティパス 還元率ブースト +25~75%(※) |
|
| 外国為替手数料 | なし | |
| 申込リンク | →公式リンク← | |
年会費が$550と高額なわりには特典はイマイチなカードです。
$300のエアライン付帯サービスクレジットも、$150のライフスタイルクレジットも暦年ごとに付与なので、初年度は二重取り、場合によっては三重取り出来るのはメリットですが、どちらも若干使いにくいのは気になるところです。
空港ラウンジもプライオリティパスラウンジのみと、独自ラウンジや特定のエアラインと提携をしている他社の高級クレジットカードと比べると非常に見劣りします。
ただし、プライオリティパスを4人に付与できる点とプライオリティパスレストランの特典が付いてくるのは数少ない嬉しい点です。
作るにしてもサインアップボーナスとクレジット二重取り狙いで初年度のみ。キープする価値は無いように感じるカードです。
Bank of America のコンシューマーカードは年会費$95の Premium Rewards やその下のランクのカードが優秀なのでそちらで十分でしょう。
【$300 エアライン付帯サービスクレジット】
このカードの特典のエアラインクレジットは公式には以下の対象で自動的に使われます。
優先座席のアップグレード、航空券の変更/キャンセル料、受託手荷物料金、機内エンターテイメント、機内食および飲料料金、対象航空会社提携の空港ラウンジ料金
一方公式には以下は対象になりません。
航空券の購入、マイレージポイントの購入、マイレージポイントの移行手数料、ギフトカード、免税品の購入、特典航空券、航空会社提携パートナーで発生した手数料
Premium Rewards 同様に、過去のデータポイントからは必ずしも対象外の購入であってもトリガーされる事例もあるようです。これについては Doctor of Credit のデータポイントを参考にするよ良いでしょう。
この特典は暦年で$300得られ、毎年1月中旬~下旬ごろにリセットされるようです。
【$150 ライフスタイルクレジット】
対象となるライドシェア、フードデリバリー、ストリーミングサービス、フィットネスの取引を行うと、暦年ごとに最大$150を獲得出来ます。
公式に対象となる MCC (加盟店コード)が公開されており、以下の MCC が対象です。
4899、5399、5411、5422、5499、5691、5734、5815、5816、5817、5818、5921、5940、5964、5968、5969、5999、7032、7299、7372、7841、7997、7999

ちょっとマニアックな加盟店カテゴリコード(MCC)とクレジットカードの話
加盟店カテゴリコードについてのお話です。
【$120 TSA PreCheck クレジット】
このカードでは4年に1度 TSA PreCheck または Global Entry の申し込み料金に対して$120のクレジットを提供しています。
下位カードの Premium Rewards でも同じ特典を得られます。
【Priority Pass lounge】
Bank of America Premium Rewards Elite の特典でプライオリティパスを有効にすることが出来ます。
プライオリティパスで世界中の1400を超える空港のラウンジに入ることが出来ます。ラウンジの場所については公式サイトをご確認ください。
Bank of America Premium Rewards Elite のプライオリティパスが優れている点は、プライオリティパスを4人に付与出来る点とプライオリティパスレストランの特典を利用できるアメリカの数少ないカードである点です。
プライオリティパスを誰にでも与えることが出来、これは authorized user である必要もありませんので、非常に柔軟な使い方が出来ます。
Amex や Chase、Citi や Capital One の高級クレジットカードでもプライオリティパスは手に入りますが、これらのカードにはプライオリティパスレストランでの特典は付いていません。
プライオリティパスレストランの特典とは、対象のレストランで1人当たり約$28割引きになるというものです。
ただし対象のレストランによって割引き額は多少異なるので利用する前に公式で確認したほうがいいでしょう。
【Bank of America ポイントの価値】
Bank of America ポイントの価値はシンプルに 1ポイント=1セント です。
ポイントが2,500以上になると以下の方法で引き換えることが出来ます。
同じレートで交換できるのであればギフトカードなどにする必要は無いので基本的にチェッキングやセービング口座へのデポジットにするとよいでしょう。
一応、Bank of America トラベルセンターまたはコンシェルジュを通じてポイントで支払いをすると、航空運賃が20%割引になります。
ですがこれらが他と比べて競争力のある価格を提供しているかは何とも言えません。
【ポイント還元率 及び 還元率ブースト】

Bank of America のカードの特徴の1つはそのポイント還元率です。
通常では Bank of America Premium Rewards Elite は基本$1使用で1ポイントで、旅行とレストランカテゴリで2倍、その他で1.5倍となっています。
これだけでは何の変哲もない還元率ですが、Bank of America Preferred Rewards の会員ステータスによってこの還元率が 25~75% 上昇します。
つまり最大で、旅行とレストランカテゴリで3.5倍、その他で2.62倍となり、高いキャッシュバックレートとなります。
各クラスとブースト率は以下の表のようになっており、必要口座の残高は Bank of America の預金口座と Merrill 投資口座の合算になりますので Bank of America をメインバンクにすれば非常に優秀な還元率を手に入れることが出来ます。
ただしこれは Bank of America のクレジットカードの共通する特典であり、年会費の高い Premium Rewards Elite 固有のものではありません。
何処でも2.62倍のキャッシュバック率が欲しいだけなのであれば年会費無料の Bank of America クレジットカードでも十分です。
| クラス | Gold | Platinum | Platinum Honors |
|---|---|---|---|
| ブースト率 | 25% | 50% | 75% |
| 必要残高 | $20,000以上 | $50,000以上 | $100,000以上 |
| 旅行 レストラン |
2.5倍 | 3倍 | 3.5倍 |
| その他 | 1.87倍 | 2.25倍 | 2.62倍 |
Bank of America Preferred Rewards プログラムの詳細はこちらの公式サイトで確認出来ます。
【Bank of America のクレジットカードについて】
【対抗カード】
Bank of America Premium Rewards
年会費$95の Bank of America のクレジットカードです。
特典も似ているのでプライオリティパスが特別欲しいのでなければこちらで十分でしょう。

Bank of America Premium Rewards 評価レビュー
Bank of America の Premium Rewards クレジットカードについてレビューしていきます。
Venture X Rewards
年会費$395と Bank of America Premium Rewards Elite よりお手頃な高級クレジットカードです。
プライオリティパスレストランの特典はありませんが、クレジット特典もシンプルで使いやすく、独自のラウンジ、キャピタルワンラウンジも展開している点は評価が高いです。

Venture X Rewards Credit Card 評価レビュー - 超簡単に年会費相殺出来るプレミアカード
Amex PlatinumやChase Sapphire Reserveを検討している方にも是非見てもらいたいVenture X(Capital One)の解説・評価記事です。
【申し込みリンク】

このカードに紹介リンクがあるかどうか分かりませんが、もしお持ちの方がいましたらこちらのお問い合わせフォームでお申込みください。
記事中に読者様の紹介リンクとして紹介いたします。
公式リンクは以下からどうぞ。
→公式リンク←
【まとめ】

このカードを持つとすれば、プライオリティパスレストランの特典を重視する方に限ると思いますが、それだけだとすると年会費が高すぎるように感じます。
とは言えプライオリティパスも4人に与えられ、全員がこの特典をフルに活かせるのであれば年会費以上の働きもするかもしれません。
それ以外ですと、どうしても他社の高級クレジットカードの特典の方が魅力的に映ると言わざるを得ません。
Bank of America をメインバンクにしていて、ポイントブーストの恩恵を受けられるのであれば Bank of America 下位カードでも同様の還元率を得られますのでそちらを検討してみてはいかがでしょうか。
以上、お読みいただきありがとうございました。皆さまのクレジットカードの作成の一助になれば幸いです。
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